関東のドローンスクール7校の料金表を公式情報で比べてわかった7つのこと

更新日:(調査日:2026年10月31日・11月1日)

ドローンの機体を近くから写した写真
写真:Unsplash(イメージ。掲載校の写真ではありません)

この記事の調べ方

  • 調査日:2026年10月31日(11月1日に限定変更・再試験・横浜鴨居の料金を再確認)
  • 対象:東京・神奈川・千葉・埼玉に講習拠点がある登録講習機関7校(比較表の掲載校)
  • 見た資料:各校公式サイトのコース・料金ページとトップページ、運営会社の公式発表、国土交通省の技能証明ページ、指定試験機関(日本海事協会)の手数料・受験資格ページ
  • 調べていないこと:実際の講習の中身、講師の教え方、説明会での回答内容、合格率。運営者はどの学校の講習も受けていません。

倍率・税込換算・合計額は、公式の数字をもとに当サイトが計算したものです。

7校の料金表を読み比べると、比較表の数字だけでは見えない「比べ方の落とし穴」が出てきました。各項目は、事実、そこから言えること、読者が確認すべきこと、の順に書いています。

1. 二等は経験者コースが初学者の半額以下になる学校が多い

事実:二等の初学者コースと経験者コースの両方を公式に載せている学校の価格(税込)は次のとおりです。

学校初学者経験者差額倍率
ドローンスクール東京300,000円100,000円200,000円3.0倍
楽天ドローンアカデミー288,000円128,000円160,000円約2.3倍
秋葉原ドローンスクール272,800〜352,000円165,000円107,800〜187,000円約1.7〜2.1倍

出典:ドローンスクール東京、楽天ドローンアカデミー、秋葉原ドローンスクール(2026-10-31確認)。ドローンスクール横浜鴨居は二等の経験者コースの料金を載せていません(2026-11-01確認)。楽天は一等でも初学者698,000円・経験者288,000円と約2.4倍の差があります。

言えること:「初学者」か「経験者」かの区分は、学校選びより先に、10万〜20万円の差を生む分かれ目です。ただし経験者の条件は学校ごとに違い、民間ライセンス+所定のスキルチェック合格(ドローンスクール東京)、航空局のページに掲載された団体の民間資格(秋葉原)、他校の受講証明や飛行10時間以上の飛行記録(楽天)などが挙げられています。

確認すべきこと:手持ちの民間資格や飛行記録が各校の経験者条件に当てはまるかを、見積もりを比べる前に確かめてください。

2. 一等の金額は「前提」が学校ごとに違う

事実:一等は対象者の前提がそろっていません。

言えること:「一等400,000円」は二等取得が前提なので、「698,000円」とそのまま比べられません。未経験から一等までを受講料だけで足し算すると、ドローンスクール東京は二等初学者300,000円+一等400,000円=700,000円で、楽天の一等初学者698,000円とほぼ同水準です。

確認すべきこと:一等が目的なら「今の自分の状態から一等の技能証明を受けるまでの受講料の合計」を、同じ条件で各校に聞いてください。秋葉原では経験者認定コースと一等経験者コースを組み合わせる流れになるのかも確認が必要です。

3. 税込・税抜・税表記なしが混在している

事実:多くの金額は税込表記でしたが、K.S.ドローンカレッジの一等は税抜表記でした。DSCドローンスクール千葉は受講コースのページの金額(二等初学者283,800円〜366,300円、一等経験者273,900円〜399,300円)に税表記がありません(トップページでは基礎講習283,800円を税込と表示)。ドローンスクール東京は「料金はすべて税込」としつつ、一等の限定変更(目視外120,000円・夜間40,000円)の欄には税込の表記がありません。指定試験機関の手数料は非課税です。

言えること:税率10%で当サイトが換算すると、K.S.ドローンカレッジの一等追加料金は初学者 約679,800円、経験者 約217,000円(税込)になります。税抜のまま他校と並べると、初学者で約6万円の見誤りになります。

確認すべきこと:見積もりは「税込総額」で出してもらい、下限表示の金額はどのコース・どの条件の価格なのかを確かめてください。

4. キャンペーン価格には期限があり、順位が入れ替わる

事実:ドローンスクール東京の二等初学者は通常300,000円ですが、調査日には先着キャンペーン価格270,000円が表示されていました(期限・条件は公式で要確認)。

言えること:キャンペーン価格の270,000円は、今回確認した二等初学者の通常価格で最も低い秋葉原の屋外時短コース(272,800円)を下回ります。一方、通常価格の300,000円に戻ると、秋葉原の屋外時短・DSC(283,800円)・楽天(288,000円)より高くなります。調べた時期で「安い学校」の並びが変わるため、当サイトのランキングは通常価格で順位をつけ、キャンペーン価格は期限付きの情報として別欄に載せています。

確認すべきこと:キャンペーンの期限、先着の枠、適用条件(受講開始日の制限など)を、書面やメールで受け取ってから判断してください。

5. 受講料のほかに国へ払う費用がある

事実:指定試験機関の手数料(非課税)は、学科試験が二等8,800円・一等9,900円、身体検査が書類受検5,200円・会場受検19,900円です。一等は登録免許税3,000円も必要です。これとは別に国土交通省への交付手数料がかかりますが、金額は今回確認できていません。

言えること:スクールを修了して二等を取る場合、国側の費用は学科8,800円+身体検査5,200円(書類受検)=14,000円に交付手数料を足した額が最低ラインです。一等は学科9,900円+登録免許税3,000円=12,900円に、身体検査と交付手数料が加わります。3年ごとの更新講習も別にかかります(例:ドローンスクール東京 33,000円・税込)。

確認すべきこと:これらの手数料が受講料に含まれるのか自己負担なのかを確認してください。手数料の内訳は一等と二等の違い・費用の記事にまとめています。

6. 夜間・目視外を加えると並びが変わる

事実:夜間・目視外の限定変更は、多くの学校で別料金です。二等初学者の場合、楽天ドローンアカデミーは目視内限定変更45,000円(2時間)・昼間限定変更33,000円(1時間)、ドローンスクール東京とドローンスクール横浜鴨居は目視外・夜間とも35,000円(税込)です。DSCドローンスクール千葉は、基本講習に目視外・夜間を組み合わせたコースの料金を載せています(両方で366,300円)。一等の限定変更は、ドローンスクール東京・横浜鴨居が目視外120,000円・夜間40,000円、楽天が目視内限定変更120,000円・昼間限定変更33,000円と、二等より高くなります。

言えること:二等初学者に夜間・目視外の両方を加えた受講料を当サイトが計算すると、楽天366,000円、DSC 366,300円、ドローンスクール東京・横浜鴨居370,000円です。基本コースでは秋葉原(272,800円)が最も安くても、秋葉原は限定変更の料金とコースの対応が公式の表から読み取れず、両方を付けた合計は比べられませんでした。限定変更まで含めると、基本コースの順位どおりにはならない可能性があります。国側の費用(二等で最低14,000円+交付手数料)は別にかかります。

確認すべきこと:夜間の点検や目視外の測量など、予定している飛ばし方に必要な限定変更を決めてから、それを含めた総額と講習時間で比べてください。条件ごとの受講料はトップの受講料シミュレーターで計算できます。

7. 7校中3校は公式サイトだけでは料金を読み切れなかった

事実:二等・一等の料金を公式ページの本文で一通り読めたのは、ドローンスクール東京、楽天ドローンアカデミー、ドローンスクール横浜鴨居(二等経験者を除く)でした。秋葉原ドローンスクールは一等初学者が要問い合わせです。残る3校は次の理由で一部または全部が読み取れませんでした。

言えること:料金が読めないことは高い・安いを意味しませんが、ネット上の金額がどの時点の資料に基づくかは読者側で確かめる必要があります。

確認すべきこと:これらの学校を検討する場合は、最新の料金表(PDF)か見積もりを取り寄せ、受講料に含まれる範囲と日数をあわせて確認してください。質問項目は説明会チェックリストが使えます。

公式で確認しきれなかったこと

2026年10月31日・11月1日の調査で確認できず、「公式で要確認」としている項目です。

確認でき次第、比較表とこの記事を更新します。