修了審査に落ちたら?再試験・補講の費用と登録講習機関の確かめ方(関東7校)

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ドローンの機体を近くから写した写真
写真:Unsplash(イメージ。掲載校の写真ではありません)

この記事の調べ方

2026年11月1日に、関東の7校の公式ページ(料金・FAQ・会社概要・コースのページ)と、国土交通省の「無人航空機操縦者技能証明」「無人航空機レベル4飛行ポータルサイト」を読み、補講・再試験の費用、受講料に含まれるもの、登録番号、キャンセル規定、実技会場、運営会社の記載を確認しました。講習の受講や問い合わせはしていません。公式ページに書かれていない項目は「記載なし」とし、推測で埋めていません。

ドローン国家資格のスクールは、二等の初学者コースでも30万円前後かかります。比べるときは受講料に目が行きがちですが、申し込む前に確かめておきたいことがもう一つあります。修了審査に一度で受からなかったとき、いくらかかるのかです。あわせて、そのスクールが本当に国の登録を受けた講習機関なのか、申し込みを取り消すときの決まりはどうなっているのかも、公式ページでどこまで分かるかを調べました。

まず、修了審査と登録講習機関の仕組み

国土交通省の案内では、国家資格(無人航空機操縦者技能証明)を取るのに、登録講習機関(いわゆるドローンスクール)の講習を受けることは必須ではありません。ただし、登録講習機関の講習を修了すると、指定試験機関で受ける実地試験が免除されます。スクールの最後にある「修了審査」は、この免除につながる実地の審査です。

つまり、スクールに払うお金は「講習」と「修了審査」の分です。審査に受からなければ、再審査や補講の費用が別にかかる場合があります。学科試験・身体検査の手数料(指定試験機関)と交付手数料(国土交通省)は、スクールとは別に払います。手数料の内訳は一等と二等の違い・費用の記事にまとめています。

なお、技能証明の有効期間は3年で、更新の申請は有効期間満了日の6か月前から1か月前までに行う必要があります(国土交通省)。

再試験・補講の費用(7校)

各校の料金ページとFAQに、修了審査に受からなかった場合の扱いがどう書かれているかを並べました。並び順はトップのランキングと同じです。

スクール受講料に修了審査を含むか再試験・再審査補講・補習
秋葉原ドローンスクール記載なし○1回16,500円(一等・二等、税込)自主練習5,500円、講師30分指導11,000円、講師1日指導33,000円(税込)。二等屋外時短コースの見極め不合格時は補習+再試験セット33,000円
DSCドローンスクール千葉記載なし記載なし記載なし
楽天ドローンアカデミー記載なし(受講費用は修了審査約1時間を含む講習時間で表示)△再受験できるが別途費用(金額記載なし)。修了審査は原則毎日実施経験者コースで一発合格しなかった場合、補講(有料)の場合あり(金額記載なし)
ドローンスクール東京○修了審査1回分込み記載なし記載なし
ドローンスクール横浜鴨居○修了審査1回分込み△補講(有料)を受けたあと再挑戦(金額記載なし)補習が必要な場合は1時間ごとに追加料金(金額記載なし)
K.S.ドローンカレッジ記載なし記載なし記載なし(国家資格の合格に向けた専用レッスン場を無料で貸し出すと記載)
デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー記載なし記載なし記載なし

※表は横にスクロールできます。2026年11月1日確認。「記載なし」は、確認したページで見つからなかったという意味で、費用がかからないという意味ではありません。

登録講習機関かどうかの確かめ方

国土交通省は「無人航空機操縦者技能証明」のページで、登録講習機関の一覧をPDFで公開しています。機体の種類(マルチローター・ヘリコプター・飛行機)ごとの一覧に加え、マルチローターは登録番号等を記載した一覧もあります。スクールの名前だけでなく、番号で照らし合わせると確実です。

  1. スクールの公式サイトで登録番号・事務所コードを探す
    ページの下部(フッター)やコースのページに載っていることがあります。
  2. 国土交通省の一覧を開く
    国土交通省「無人航空機操縦者技能証明」のページから、登録講習機関の一覧(PDF)を開きます。
  3. 番号と名前、講習の種類を照らし合わせる
    一等・二等のどちらの講習を行う機関か、受けたい会場が一覧に載っているかも確かめましょう。

今回、公式サイトで番号の掲載を確認できたのは次の3校でした。

スクール公式サイトに載っていた番号
DSCドローンスクール千葉国空無機第258600号、国空無機第258601号(トップページの下部)
楽天ドローンアカデミー事務所コード T0043001(二等初学者コースのページ)
ドローンスクール横浜鴨居登録講習機関番号 0655/事務所コード T0655001(トップページ)

※ほかの4校(秋葉原・ドローンスクール東京・K.S.・デジタルハリウッド)は、確認したページで番号を見つけられませんでした。登録講習機関である旨の記載はあります。番号は説明会で聞くか、国土交通省の一覧で確かめてください。

キャンセル規定と、実技会場・運営会社

申し込みを取り消すときの決まり(キャンセル料・返金・日程変更)は、7校とも確認したページで見つけられませんでした。秋葉原ドローンスクールは約款がPDFで公開されていますが、今回は中身を確認できていません。日程変更について、秋葉原は雨天時に実地講習の日程を変える場合があると案内し、楽天は空いている日程から自分で予約を組む方式と案内しています。

実技会場は、通いやすさだけでなく「どこで審査を受けるか」にも関わります。ドローンスクール横浜鴨居は、修了審査を鴨居自動車学校の教習コースの一部で行い、講習と同じ敷地内で受けられると案内しています。秋葉原ドローンスクールは、名前と違い実地の会場が埼玉県(さいたま市桜区・戸田市・川口市)です。会場と運営会社の一覧はトップの「安心して申し込めるか」にまとめています。

表からわかる4つのこと

1. 再試験の金額を書いているのは7校中1校

再試験の料金をはっきり書いていたのは、秋葉原ドローンスクール(1回16,500円)だけでした。楽天と横浜鴨居は費用がかかることは書いていますが、金額はありません。ほかの4校は扱いそのものが見当たりませんでした。

2. 「修了審査1回分込み」と書いている学校がある

ドローンスクール東京と横浜鴨居は、受講料に修了審査1回分を含むと明記しています。逆に言えば、2回目以降は別料金になりうるということです。「1回分込み」と書いていない学校も、何回目まで含むのかを聞いておくと安心です。

3. 補講の有無と料金は、受講料の比較では見えない

補講が1時間単位なのか、1日単位なのか、セット料金なのかは学校ごとに違います。秋葉原は自主練習5,500円から講師1日指導33,000円まで幅があります。受講料の差が数千円〜1万円台の学校どうしなら、補講の扱いで合計が入れ替わることもありえます。

4. 登録番号は、公式サイトより国の一覧のほうが確実

番号を公式サイトに載せている学校は3校でした。載せていないことは問題を意味しませんが、国土交通省の一覧なら全ての登録講習機関を同じ形式で確かめられます。

申し込む前に書面で確かめたい3つ

  • 修了審査に受からなかった場合の再審査・補講の料金と回数の上限
  • 受講料に含まれるもの(教材・機体使用料・修了審査の回数)
  • キャンセル料と、日程変更・振替の条件

質問の一覧は説明会・体験会のチェックリストにもまとめています。

公式で確認しきれなかったこと

よくある質問

修了審査に落ちたら、もう一度最初から受講し直しですか?

確認した学校では、最初から受け直すのではなく、再試験や補講を受けて再挑戦する案内になっています。秋葉原ドローンスクールは再試験1回16,500円(税込)、楽天ドローンアカデミーは実地修了審査の再受験に別途費用、ドローンスクール横浜鴨居は有料の補講のあと再挑戦と案内しています(2026年11月1日確認)。

そのスクールが国の登録講習機関かどうかはどこで確かめられますか?

国土交通省の「無人航空機操縦者技能証明」のページに、登録講習機関の一覧(登録番号等を記載したもの)がPDFで公開されています。スクールの公式サイトに登録番号や事務所コードが載っている場合は、その番号と一覧を照らし合わせると確実です。

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